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インフラエンジニアを目指すためのプログラミングスクールと学習内容

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「インフラエンジニアに転職したいけど、CCNAAWSって何?」「未経験から転職を成功させるには、どのスクールを選べばいいの?」

そうお悩みではありませんか?

クラウド技術が主流となった今、インフラエンジニアはIT業界で最も将来性が高く、求人ニーズの絶えない職種の一つです。しかし、ネットワーク、サーバー、セキュリティ、そしてクラウド(AWS, Azure, GCP)と、その学習範囲は非常に広いため、「どこから手をつければいいのか」「独学で挫折しないか」と不安になる方が多いのも事実です。

特に、高額な費用を払ってスクールに通うなら、確実に資格を取得でき、実務に直結するスキルが身につく場所を選びたいですよね。


ご安心ください。

この記事は、「未経験から最短で市場価値の高いインフラエンジニア」を目指すあなたのために、徹底的に調査し、作成しました。この記事を読むことで、あなたは以下の全てを手に入れることができます。

  • 【結論】インフラエンジニアの登竜門「CCNA」とクラウドの必須資格「AWS」のどちらを先に学ぶべきか、最適な学習ロードマップ。
  • 【厳選比較】CCNA特化型、AWS特化型、転職保証付きなど、目的別におすすめのプログラミングスクール14選とその詳細情報(料金・期間・サポート)。
  • 【失敗回避】高額な受講料を無駄にしないためのスクール選びの重要チェック項目5つ(実機演習、講師の質、給付金制度など)。
  • 【転職戦略】資格取得後に内定を勝ち取るための具体的な行動戦略と、企業が求める実践的なクラウドスキル。

この記事では、単におすすめのスクールを紹介するだけでなく、インフラエンジニアの仕事の本質年収アップのキャリアパス、そして後悔しないための資格の学習順序まで、網羅的に解説しています。

さあ、インフラエンジニアへの第一歩を、この網羅的なロードマップで確実に踏み出し、不安な「独学」ではなく、成功が約束された「最短ルート」を選びましょう。あなたのITキャリアを飛躍させるための答えが、ここに全てあります。

まずは、インフラエンジニアに必要なスキルと学習の全体像から見ていきましょう!

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  1. 未経験からインフラエンジニアになるためのロードマップと必要なスキル
    1. インフラエンジニアの仕事内容(サーバー・ネットワーク・クラウド)と将来性
      1. 1. ネットワーク(通信基盤)
      2. 2. サーバー(OSとアプリケーション基盤)
      3. 3. クラウド(仮想化されたインフラ)
    2. 未経験者が「何から始めるべきか」?学習の最初のステップを明確化
      1. ステップ①:ITの基礎知識の習得(2週間〜1ヶ月)
      2. ステップ②:ネットワークの基礎固めとCCNA取得(2〜3ヶ月)
      3. ステップ③:クラウド(AWS)の基礎習得と資格取得(2〜4ヶ月)
    3. 独学とスクール受講のメリット・デメリット比較(挫折率と実務対応力)
      1. ✅ 独学のメリット・デメリット
      2. ✅ スクール受講のメリット・デメリット
  2. 【目的別】インフラエンジニア向けプログラミングスクールおすすめ14選
    1. CCNA資格取得に特化し、転職サポートが手厚いスクール3選(ネットビジョンアカデミー、ウズウズカレッジ等)
      1. ✅ ネットビジョンアカデミー(NVA)
      2. ✅ ウズウズカレッジ(CCNAコース/LinuCコース)
      3. ✅ KENスクール(ネットワークコース)
    2. AWS・クラウド技術を徹底的に学べる実践重視のスクール3選(RaiseTech、SAMURAI ENGINEER等)
      1. ✅ RaiseTech(レイズテック) AWSフルコース
      2. ✅ SAMURAI ENGINEER(侍エンジニア) クラウドエンジニア転職保証コース
      3. ✅ DMM WEBCAMP エンジニア転職(専門技術コース)
    3. 費用を抑えたい方向け!無料または給付金制度(最大70%OFF)が使えるスクール3選
      1. ✅ プログラマカレッジ(インフラコース)
      2. ✅ ネットビジョンアカデミー(再掲:給付金対象コースも多数)
      3. ✅ Winスクール(CCNA・AWS 各コース)
  3. インフラエンジニアの登竜門:CCNA・AWS資格の徹底比較と最適な学習順序
    1. CCNA(ネットワーク)とAWS SAA(クラウド)の資格取得難易度と学習範囲の違い
    2. 【結論】CCNAとAWSはどちらを先に取るべきか?最適な資格ロードマップを提示
      1. 最適な学習順序:CCNA → AWS SAA の理由
    3. 資格取得に必須な学習時間と費用:独学とスクール利用のコスト比較
      1. 1. 必要な学習時間の目安(未経験者が合格ラインに達するまで)
      2. 2. 資格取得にかかる費用(受験料+学習コスト)
  4. 後悔しないスクール選び:インフラ特化型スクールの重要チェック項目5つ
    1. チェック①:現役インフラエンジニアによる指導体制と質問のしやすさ
      1. 1. 講師が現役インフラエンジニアか?
      2. 2. 質問対応の「速度」と「形式」はどうか?
    2. チェック②:ルーター・スイッチなどの実機演習やAWSハンズオンの有無
      1. 1. ネットワーク(CCNA)の実機演習の有無
      2. 2. AWS/クラウドのハンズオン(構築演習)の充実度
    3. チェック③:受講料と資格試験費用のサポート・保証制度の有無
      1. 1. 教育訓練給付制度(最大70%キャッシュバック)の有無
      2. 2. 資格試験の合格保証・費用負担の有無
      3. チェック④:転職実績・求人の質(未経験者比率と一次請け企業の紹介有無)
      4. チェック⑤:卒業後のサポート期間(無期限・永続サポートの有無)
  5. CCNA/AWS取得後の転職を成功させるための具体的な行動戦略
    1. 資格+αで差をつける!企業が求めるクラウドの実務経験(VPC、EC2、S3など)
      1. 1. 資格の知識を「実践的な構築スキル」に昇華させる
      2. 2. インフラの「コード化(IaC)」に挑戦する(DevOpsの基礎)
    2. 内定率を上げる職務経歴書・ポートフォリオの作り方(構築実績をアピール)
      1. 1. ポートフォリオは「構築成果物」としてまとめる
      2. 2. 職務経歴書で「課題解決能力」をアピールする
    3. 面接で必ず聞かれる質問と効果的な回答例(志望動機、学習意欲)
      1. 1. 「なぜインフラエンジニアになりたいのか?(志望動機)」
      2. 2. 「なぜ数ある企業の中で当社を選んだのか?(入社意欲)」
      3. 3. 「学習で最も困難だったことは何か?それをどう乗り越えたか?」
  6. クラウド時代に必須の知識:AWS以外の主要クラウドサービスと学習の広げ方
    1. Microsoft Azure、Google Cloud Platform(GCP)の概要とインフラエンジニアとの関わり
      1. 1. Microsoft Azure:エンタープライズ領域に強み
      2. 2. Google Cloud Platform(GCP):データ分析とコンテナ技術に強み
    2. IaaS/PaaS/SaaSの違いを理解し、クラウドの本質を掴むための学習法
      1. クラウドのサービスモデルと責任分界点
      2. クラウドの本質を掴むための学習法(脱・資格マニア)
    3. インフラエンジニアが次に目指すべき上位資格(CCNP、AWS SAP、LinuC-2など)
      1. 1. ネットワーク専門家を目指す:CCNP Enterprise(Cisco Certified Network Professional Enterprise)
      2. 2. クラウドの設計エキスパートを目指す:AWS Certified Solutions Architect – Professional (SAP)
      3. 3. サーバー・OSのスペシャリストを目指す:LinuC Level 2 / LPIC-2
  7. インフラエンジニアの年収・キャリアパス:転職後の具体的な未来像
    1. 未経験・初級〜上級インフラエンジニアの平均年収と昇給に必要なスキル
      1. インフラエンジニアの平均年収ゾーン(経験年数別目安)
      2. 年収を飛躍的に高める「昇給ブーストスキル」
    2. 将来性の高いキャリアパス:SRE(Site Reliability Engineer)へのステップアップ
      1. SREとは何か?DevOpsとのかかわり
      2. SREへのステップアップロードマップ(インフラエンジニアからの転身)
    3. フリーランスやマネジメント職へのキャリアチェンジに必要なスキルセット
      1. キャリアパス①:プロジェクトマネージャー(PM/PL)への転身
      2. キャリアパス②:フリーランスエンジニアとしての独立
  8. よくある質問(FAQ)
    1. 未経験からインフラエンジニアになるには何から始めればいいですか?
    2. インフラエンジニアに必要な資格はありますか?
    3. CCNAとAWSの資格はどちらを先に取るべきですか?
    4. インフラエンジニアを目指せる無料のプログラミングスクールはありますか?
  9. まとめ:最短で「市場価値の高い」インフラエンジニアになるためのロードマップ
    1. 📚 あなたの目的別:最適なおすすめスクール再確認
    2. 🚀 【最後のプッシュ】行動を起こさなければ、現状は変わりません

未経験からインフラエンジニアになるためのロードマップと必要なスキル

インフラエンジニアへの転職を成功させるには、「まず何が必要か」「どんな順番で学ぶべきか」という全体像を把握することが最も重要です。闇雲に学習を始めても、途中で「これは自分のやりたいことではない」と気づいたり、実務とスキルのミスマッチが起きたりして、時間とお金を無駄にしてしまうリスクがあるからです。

インフラエンジニアの仕事内容(サーバー・ネットワーク・クラウド)と将来性

インフラエンジニアの仕事は、ITシステムの「土台(インフラストラクチャ)」を作ることです。一言でインフラといっても、主に以下の3つの領域に分けられ、それぞれに必要なスキルが異なります。

1. ネットワーク(通信基盤)

  • 役割:企業やデータセンター内のコンピューター同士が通信できるように、ネットワーク機器(ルーター、スイッチなど)を設計・構築・運用します。
  • 必須知識:TCP/IP、ルーティング、スイッチング、セキュリティの基礎。
  • 関連資格:CCNA(Cisco Certified Network Associate)が登竜門となります。

2. サーバー(OSとアプリケーション基盤)

  • 役割:Webサイトやアプリケーションを動かすためのサーバーOS(Linux、Windows Server)の構築、設定、保守管理を行います。
  • 必須知識:Linuxコマンド、OSの仕組み、仮想化技術(VMwareなど)。
  • 関連資格:LinuC/LPIC(Linux技術者認定)が重要です。

3. クラウド(仮想化されたインフラ)

  • 役割:Amazon Web Services (AWS) や Microsoft Azure などのクラウドサービス上で、ネットワークやサーバーを構築・運用・最適化します。
  • 必須知識:クラウドサービスごとの主要サービス(EC2、S3、VPCなど)、インフラのコード化(IaC/Terraformなど)。
  • 関連資格:AWS認定資格(SAA-C03:ソリューションアーキテクト-アソシエイト)が最も市場価値が高いです。

【将来性について】

現在のインフラエンジニアの需要は、オンプレミス(自社保有サーバー)からクラウドへの移行(クラウドマイグレーション)が爆発的に進んでいるため、極めて高い状態にあります。特に、ネットワークとクラウド両方の知識を持つエンジニア(クラウドエンジニア)の市場価値は急上昇しており、従来のインフラエンジニアの枠を超えたキャリアパスが期待できます。クラウドの知識は必須スキルになりつつあるため、今後のキャリアを見据えると、AWSなどのクラウド技術は避けて通れません。

未経験者が「何から始めるべきか」?学習の最初のステップを明確化

インフラエンジニアを目指す未経験者が最短距離でスキルを身につけるための学習ロードマップは以下の通りです。このステップに従って、土台となるネットワーク知識から、市場価値の高いクラウドスキルへと段階的に移行しましょう。

ステップ①:ITの基礎知識の習得(2週間〜1ヶ月)

まずは、ITパスポートレベルの基礎、コンピューターの仕組み、そしてOSの基本操作(Windows/Linuxの簡単なコマンド)を理解します。特にLinuxの基礎はサーバー管理の根幹となるため、優先的に触れておくべきです。

ステップ②:ネットワークの基礎固めとCCNA取得(2〜3ヶ月)

インフラの全ての基盤となるネットワークの仕組み(TCP/IP、サブネット、ルーティングなど)を体系的に学びます。この知識がないと、クラウド環境の構築時に根本的な設計ミスを犯すリスクが高まります。具体的な目標として、CCNA(Cisco Certified Network Associate)の資格取得を目指します。CCNAは学習の体系化に役立ち、未経験者でもネットワークの基礎が身についている強力な証明になります。多くのスクールがCCNA取得をサポートしているのはこのためです。

ステップ③:クラウド(AWS)の基礎習得と資格取得(2〜4ヶ月)

ネットワークの土台ができたら、次に需要の高いAWSの知識を習得します。AWSの主要サービス(VPC, EC2, S3, IAMなど)の役割と使い方を学び、AWS 認定ソリューションアーキテクト – アソシエイト(SAA-C03)の取得を目指します。この資格を取得すれば、未経験でも「クラウド環境の基本的な設計・構築ができる」という高い評価を得ることができ、転職活動が非常に有利になります。

【未経験者の学習期間目安】

  • 短期集中(3〜6ヶ月):仕事を辞めて学習に専念できる場合や、転職サポートが手厚いスクールを利用する場合。CCNAとAWS SAAの取得に集中します。
  • 働きながら(6ヶ月〜1年):仕事後の時間を活用する場合。資格取得に時間をかけ、ポートフォリオ作成までじっくり取り組みます。

独学とスクール受講のメリット・デメリット比較(挫折率と実務対応力)

インフラエンジニアの学習は、Web開発などに比べて「正解がない」ため、独学で壁にぶつかりやすい分野です。ここでは、独学とスクール受講のメリット・デメリットを比較し、あなたに最適な学習方法を判断するための材料を提供します。

✅ 独学のメリット・デメリット

  • メリット:費用が最も安い(参考書代、資格試験料のみ)、自分のペースで学習できる。
  • デメリット:
    • 挫折率が高い(80%以上):特にネットワークの実機設定やトラブルシューティングは、独学では解決が難しく、モチベーションを維持しにくい。
    • 実務との乖離:知識はついても、実務でどう応用するかが分からず、企業側から「即戦力ではない」と見なされやすい。
    • 転職活動が不利:資格を持っていても、ポートフォリオ(構築実績)がないため、アピール材料に欠ける。

✅ スクール受講のメリット・デメリット

  • メリット:
    • 挫折しにくい:現役エンジニアの講師にいつでも質問でき、メンターによる学習進捗管理があるため、学習完走率が非常に高い(90%以上)。
    • 実践力がつく:ルーターなどの実機演習や、AWS上での仮想インフラ構築演習(ハンズオン)を通じて、実務に役立つスキルが身につく。
    • 転職に強い:履歴書・職務経歴書の添削、求人紹介、面接対策など、転職サポートが手厚く、未経験でも内定獲得率が高い。
    • 給付金制度:厚生労働省の「専門実践教育訓練給付金」や「特定一般教育訓練給付金」の対象コースを選べば、受講料の最大70%(数十万円)が戻ってくるため、実質的な費用負担を大幅に軽減できる。
  • デメリット:費用がかかる(ただし、給付金制度を利用すれば解消可能)、学習スケジュールがあるため柔軟性が低い。

【専門家からの提言】

インフラエンジニアという専門職で未経験から最短かつ確実に転職を目指すなら、「給付金対象のスクールでCCNAとAWSの実践的なスキルを習得する」のが、最も費用対効果が高く、リスクの低い方法です。ネットワーク・サーバー・クラウドという広範な知識を、実機環境でフィードバックを受けながら学ぶことは、独学では到底不可能です。次のセクションでは、この提言に基づき、あなたに最適なスクールを目的別に徹底的に比較・紹介していきます。

【目的別】インフラエンジニア向けプログラミングスクールおすすめ14選

前述の通り、未経験からインフラエンジニアへの転職を成功させるには、スクールでの体系的な学習と実践的なスキル習得が最も確実なルートです。しかし、数あるスクールの中から自分に合ったものを選ぶのは至難の業です。

ここでは、「ネットワークの基礎を固めたい」「とにかくクラウドスキルを習得したい」「費用を抑えたい」といった目的別に、インフラエンジニアを目指せるスクールを厳選して紹介します。料金、学習内容、資格取得サポート、転職実績を詳細に比較しているので、あなたの目的に最適なスクールが必ず見つかります。

CCNA資格取得に特化し、転職サポートが手厚いスクール3選(ネットビジョンアカデミー、ウズウズカレッジ等)

インフラエンジニアの基礎であるネットワーク知識を徹底的に学び、CCNAの資格を確実に取りたい方、そして手厚い転職支援を重視する方に特におすすめのスクールです。これらのスクールは、資格取得がそのまま転職に直結する仕組みを持っています。

✅ ネットビジョンアカデミー(NVA)

【特徴】インフラエンジニア特化型の無料スクール(条件あり)。ネットワークエンジニアの登竜門CCNAの合格率は98%以上と圧倒的な実績を誇ります。実機演習に力を入れており、座学だけでなくコマンド操作のスキルも徹底的に磨けます。

  • 主な学習内容:ネットワーク基礎、CCNA資格対策、実機を用いたインフラ構築演習
  • 料金・期間:受講料無料(条件あり、主に20代向け)。最短2ヶ月でCCNA取得と転職をサポート。
  • 特記事項:CCNAの受験料を一部負担する制度や、未経験からの就職率98%の実績があります。インフラ専門の転職エージェントとしての機能も持ちます。

✅ ウズウズカレッジ(CCNAコース/LinuCコース)

【特徴】元エンジニアが考案した独自のeラーニング教材「ウズカレ」を使用し、CCNAまたはLinuxの基礎資格であるLinuC(LPIC)に特化。特に「就職に強い資格を取って、短期で転職したい」という20代~30代前半の方に人気があります。経済産業省のリスキリング補助金の対象となることが多く、費用を抑えやすいのも魅力です。

  • 主な学習内容:CCNA/LinuC資格対策、基礎ネットワーク/サーバー構築の実践
  • 料金・期間:コースにより異なる(例:CCNAコース 132,000円〜、補助金利用で実質負担額が大幅減)。約1〜3ヶ月。
  • 特記事項:手厚い面接対策や非公開求人紹介など、ブラック企業を排除した独自の転職支援が強み。転職成功で受講料のキャッシュバック制度もあります。

✅ KENスクール(ネットワークコース)

【特徴】25年以上の歴史を持つ老舗のITスクールで、個別指導(マンツーマン)形式を採用しているのが大きな特徴です。集団授業が苦手な方や、自分のペースで質問しながら進めたい方に最適。CCNAだけでなく、上位資格のCCNP対策コースもあります。

  • 主な学習内容:CCNA資格対策、Windows Server構築、Linux基礎
  • 料金・期間:CCNA対策講座 約20万円台〜。期間は3ヶ月〜(個別指導のため柔軟)。
  • 特記事項:CCNA合格保証制度(再受験料サポートなど)があり、確実に資格を取りたい方にとって安心感が高いです。全国に校舎があり、通学とオンラインを併用したい方にも向いています。

AWS・クラウド技術を徹底的に学べる実践重視のスクール3選(RaiseTech、SAMURAI ENGINEER等)

ネットワークの基礎を独学である程度理解している方や、「とにかくクラウド(AWS)のスキルを最優先で身につけ、市場価値の高いクラウドエンジニアになりたい」という方に最適なスクールです。現役のプロフェッショナルによる実践的なカリキュラムが組まれています。

✅ RaiseTech(レイズテック) AWSフルコース

【特徴】「実務レベルまで引き上げる」ことに特化した超実践型のスクール。講師は全員現役のトップエンジニアであり、AWSを深く使いこなすためのハンズオン演習が豊富です。卒業後も半永久的にサポートが受けられる「無期限質問・復習保証」が最大の魅力です。

  • 主な学習内容:AWS設計・構築(VPC, EC2, S3, RDSなど)、Linux、インフラの自動化(IaC/Terraform)の基礎。
  • 料金・期間:約40〜50万円台。期間は4ヶ月〜(無期限サポート付き)。
  • 特記事項:AWS SAAの取得だけでなく、実案件レベルのインフラ構築スキルを身につけることを重視しており、フリーランスや副業を見据える方にも人気が高いです。

✅ SAMURAI ENGINEER(侍エンジニア) クラウドエンジニア転職保証コース

【特徴】日本初のマンツーマン専門スクールとして有名で、受講生一人ひとりに現役エンジニアの講師がつき、オーダーメイドのカリキュラムを組みます。特に「クラウドエンジニア転職保証コース」は、AWSをメインにネットワーク・サーバー技術を学び、転職できなかった場合は受講料を全額返金する制度があるため、リスクを抑えてチャレンジできます。

  • 主な学習内容:AWSの基礎から応用、インフラ構成管理、Linux、転職活動支援。
  • 料金・期間:約50〜60万円台(給付金利用で大幅減額可能)。期間は4ヶ月〜6ヶ月。
  • 特記事項:挫折しにくいマンツーマン指導と、転職保証制度により、確実に転職を目指したい未経験者にとって安心感があります。

✅ DMM WEBCAMP エンジニア転職(専門技術コース)

【特徴】8,000名以上のIT人材を輩出してきた大手スクールで、転職成功率98%と高い実績を持ちます。インフラ分野では、Web開発に必要なサーバーサイド技術と合わせてAWSなどのクラウド技術を習得。特に「開発もできるインフラエンジニア(DevOps志向)」を目指す方に最適です。

  • 主な学習内容:サーバー・ネットワーク基礎、AWS、プログラミング(Ruby/PHPなど)、ポートフォリオ作成。
  • 料金・期間:約60〜70万円台(短期集中コース)。期間は12週間〜16週間。
  • 特記事項:転職保証があり、DMMグループならではの豊富な求人パイプとキャリアサポートが強みです。

費用を抑えたい方向け!無料または給付金制度(最大70%OFF)が使えるスクール3選

インフラエンジニアの学習は高額になりがちですが、厚生労働省指定の「教育訓練給付制度」や、転職を条件に無料化しているスクールを選ぶことで、費用負担を大幅に軽減できます。予算に制限がある方は、まずこれらのスクールの利用条件を確認してみましょう。

✅ プログラマカレッジ(インフラコース)

【特徴】「完全無料」でインフラエンジニアの基礎とCCNA・LinuC資格取得のサポートが受けられるスクールです(条件あり:主に20代、転職前提)。学習だけでなく、集団での実践的な研修があり、同期と一緒に学べるためモチベーションを維持しやすい環境です。また、豊富な求人から、就職決定までサポートしてくれます。

  • 主な学習内容:ネットワーク・サーバー基礎、Linux(LinuC対策)、CCNA対策。
  • 料金・期間:完全無料(ただし、途中離脱や転職しなかった場合の違約金規定がある場合あり)。最短2〜3ヶ月。
  • 特記事項:無料でインフラの基礎を固めたい20代の若手に最適な選択肢です。

✅ ネットビジョンアカデミー(再掲:給付金対象コースも多数)

【特徴】前述の通りCCNAに特化し、特定の年齢層には無料でサービスを提供していますが、条件に当てはまらない方や、より専門的なコースを選びたい方向けに、一般教育訓練給付金や特定一般教育訓練給付金の対象となる有料コースも多数提供しています。給付金を活用すれば、実質的な自己負担額を大きく減らすことが可能です。

  • 主な学習内容:CCNA、実機演習、LinuCなど、インフラ全般。
  • 料金・期間:無料コース(条件あり)と、給付金対象の有料コース(数十万円)。
  • 特記事項:給付金の利用条件や対象コースは頻繁に更新されるため、無料カウンセリングで必ず確認しましょう。

✅ Winスクール(CCNA・AWS 各コース)

【特徴】全国に展開する大手資格取得スクールで、厚生労働省の教育訓練給付金制度の指定講座が豊富です。CCNAやAWSの資格対策講座が給付金の対象となっているため、給付金を利用して正規の授業を安価に受けたい方に人気です。完全個別指導制のため、自分の習熟度に合わせて進められます。

  • 主な学習内容:CCNA資格対策、AWS資格対策、その他各種IT・PCスキル。
  • 料金・期間:コースにより異なる(CCNA対策コース 約22万円)。給付金利用で実質負担額を大幅軽減。
  • 特記事項:転職サポートは限定的である場合があるため、学習サポートに重きを置き、転職は自身で行いたい人向けです。
💡専門家からの補足:スクール選びの鉄則費用が「無料」のスクールは、主に「20代かつ転職を前提」とする厳しい年齢制限を設けていることが多いです。30代以降の方や、既に就職先が決まっていてスキルアップ目的の方は、給付金制度(最大70%戻る)が使える有料スクールを選びましょう。費用対効果で考えれば、給付金利用の有料スクールが最も費用を抑えつつ質の高い学習を実現できます。

インフラエンジニアの登竜門:CCNA・AWS資格の徹底比較と最適な学習順序

インフラエンジニアへの転職を目指すにあたり、CCNA(ネットワークの基礎)とAWS認定ソリューションアーキテクト – アソシエイト(AWS SAA)(クラウドの基礎)の2大資格は、履歴書に記載することで選考通過率が格段に上がる、いわば「登竜門」となる資格です。

しかし、「どちらから取るべきか」「どちらが難しいのか」という疑問は、未経験者が必ず抱える最大の悩みです。このセクションでは、両資格を徹底的に比較し、あなたのキャリアに最適な資格取得のロードマップを明確に提示します。

CCNA(ネットワーク)とAWS SAA(クラウド)の資格取得難易度と学習範囲の違い

CCNAとAWS SAAは、インフラの異なるレイヤーをカバーしており、学習のアプローチも大きく異なります。まずは、両者の具体的な違いを理解しましょう。

項目CCNA (Cisco Certified Network Associate)AWS SAA (Solutions Architect – Associate)
カバー範囲ネットワークの基礎技術(ルーター、スイッチ、TCP/IP、ルーティング、サブネット計算、無線LAN、セキュリティの基礎)AWSクラウドサービスの基礎(VPC、EC2、S3、RDS、IAMなど主要サービスの設計・運用)
難易度(未経験)★★★★☆(基礎理論の理解に加え、実機設定の知識が求められる)★★★☆☆(AWSサービスの広範な知識が求められるが、操作自体は比較的容易)
実務への直結度インフラの根本理解に直結。CCNAの知識はクラウドVPC設計の基盤となる。クラウド案件へのアサインに直結。現在の市場で最も需要の高いスキルの一つ。
有効期限3年間(更新が必要)3年間(更新が必要)

【学習範囲の補足】

CCNAは、物理的なルーターやスイッチがなくても、Cisco Packet Tracerなどのシミュレーションツールや、多くのスクールが提供する実機環境でコマンド操作を学ぶ必要があります。一方、AWS SAAは、AWSの無料利用枠(Free Tier)内でサービスを実際に触り、設定を体験するハンズオン学習が中心となります。どちらも「座学だけでは不合格になる」という点は共通しています。

【結論】CCNAとAWSはどちらを先に取るべきか?最適な資格ロードマップを提示

未経験者がインフラエンジニアを目指す場合、「CCNA」を先に取得し、「AWS SAA」を次に取得するという順番が、学習効率とキャリア形成の両面で最も理にかなっています。

最適な学習順序:CCNA → AWS SAA の理由

  1. ネットワークは全ての土台である:クラウド上のサービス(AWSのVPCなど)を構築・設定する際も、IPアドレスやサブネットマスク、ルーティングといったネットワークの基礎知識(CCNAで学ぶ内容)が必須となります。ネットワークの知識なしにAWSを学ぶと、設計の根幹でつまずきやすくなります。
  2. 学習のステップアップが自然:CCNAは比較的、学習範囲が限定的(ネットワーク)で、基礎固めに集中できます。その後、その基礎を応用してAWSという広大なフィールド(サーバー、ストレージ、データベースなど)に進む方が、知識の吸収がスムーズです。
  3. 転職先の幅が広がる:未経験者の採用枠は、ネットワーク保守・運用(CCNAが必要)からスタートする企業がまだ多く存在します。CCNAを持っていれば、まずはインフラエンジニアとしての職を得ることが容易になり、実務経験を積みながらAWSのスキルを磨くことが可能になります。
⚠️ 注意点:AWSを先に学ぶべき例外ケースもしあなたが「Web開発企業やSaaS企業でのDevOpsエンジニア」を最初から強く目指しており、ネットワークの運用・保守には一切興味がない、または既に基礎知識がある場合は、AWS SAAから集中的に学ぶのも選択肢の一つです。ただし、この場合もVPC(仮想ネットワーク)の知識は不可欠です。

資格取得に必須な学習時間と費用:独学とスクール利用のコスト比較

資格取得は費用と時間の投資です。独学とスクール利用で、どの程度の時間と費用が必要になるかを知ることで、あなたの学習計画が具体化します。

1. 必要な学習時間の目安(未経験者が合格ラインに達するまで)

  • CCNA:約150〜200時間
  • AWS SAA:約80〜120時間

これは、平日2〜3時間、週末5〜8時間の学習時間を確保できる場合、CCNAは2〜3ヶ月、AWS SAAは1.5〜2ヶ月で取得可能であることを意味します。ただし、これはスクールなどで効率的な教材やサポートを得られた場合の目安であり、独学では挫折や遠回りによる大幅な遅延(3ヶ月〜6ヶ月延長)が発生しやすいことに注意が必要です。

2. 資格取得にかかる費用(受験料+学習コスト)

費用項目独学の場合(参考)スクール利用の場合(目安)
資格試験受験料CCNA: 約42,000円 / AWS SAA: 約15,000円同上(スクールによっては受験料サポートあり)
教材・参考書代約1〜2万円(公式ガイド、問題集)コース料金に含まれることがほとんど
実機環境/クラウド利用料実機レンタル費用またはAWS無料枠超過分(数千円〜)スクール環境(実機シミュレーター)利用料込み
総学習コスト約6万円〜(※ただし、挫折リスク大)約20〜50万円(給付金利用で実質負担額が大幅減)

資格試験の受験料は独学でもスクールでもかかりますが、スクールの最大の利点は「資格取得保証」や「受験料のキャッシュバック」制度がある点です。特にCCNAは受験料が高いため、不合格時のリスクをスクールが肩代わりしてくれるのは大きな安心材料となります。さらに、前述したように給付金を利用できれば、スクール費用全体の実質負担額を大幅に抑えることが可能です。

後悔しないスクール選び:インフラ特化型スクールの重要チェック項目5つ

インフラエンジニアへの転職はキャリアを左右する重要な決断です。高額な費用を投じるプログラミングスクール選びで失敗すれば、時間と費用を無駄にするだけでなく、転職活動そのものが難航するリスクもあります。

ここでは、インフラエンジニアという専門分野の特性を踏まえ、「実務に役立つスキル」と「確実な転職成功」を両立させるために、スクール選びで絶対に妥協してはいけない重要チェック項目5つを詳細に解説します。

チェック①:現役インフラエンジニアによる指導体制と質問のしやすさ

インフラ技術はネットワークトラブルシューティングなど、テキスト通りに進まない「生きた知識」が重要です。そのため、講師の質とサポート体制はスクール選びの成否を分けます。

1. 講師が現役インフラエンジニアか?

  • 重要性:単なる資格の知識だけでなく、現場で実際にどのように技術が使われているか(例:AWSのセキュリティ設定のベストプラクティス、ルーターの設定ミスでシステムが停止した時の対処法など)を学べるかどうかは、現役講師かどうかにかかっています。
  • 確認事項:面談時に「講師はどのような実務経験を持つか」「担当講師のインフラ領域での専門分野は何か」を具体的に質問しましょう。CCNAの資格だけを持っている元受講生が教えているケースは避けるべきです。

2. 質問対応の「速度」と「形式」はどうか?

  • 重要性:インフラの演習は、コマンドを一つ間違えるだけでエラーが出て先に進めなくなることが頻繁にあります。質問の回答が遅れると、学習が完全にストップし、挫折に直結します。
  • 確認事項:
    • 速度:「即日」または「1時間以内」の回答を保証しているか。
    • 形式:Slack、Chatworkなどのテキスト形式だけでなく、画面共有やオンライン通話で問題を即座に解決してくれるサポートがあるか(複雑なインフラ構成図の説明にはテキストだけでは限界があるため)。

チェック②:ルーター・スイッチなどの実機演習やAWSハンズオンの有無

インフラエンジニアのスキルは、知識ではなく「手を動かした経験」で決まります。特に未経験採用では、構築経験の有無が内定の鍵を握ります。

1. ネットワーク(CCNA)の実機演習の有無

  • 重要性:CCNAの学習は、ネットワークシミュレーター(Packet Tracerなど)でも可能ですが、実機に勝るものはありません。実機を触ることで、ケーブル接続、電源投入、物理的なトラブルシューティングなど、現場でしか学べない感覚が身につきます。
  • 確認事項:「Cisco社のルーターやスイッチを、受講生が自由に触れる環境があるか」「その環境の利用時間に制限はないか」を確認しましょう。実機環境の提供はスクールのコスト負担が大きいため、提供しているスクールは本気度が高いと言えます。

2. AWS/クラウドのハンズオン(構築演習)の充実度

  • 重要性:AWS SAAの資格取得に必要なのは「知識」ですが、転職に必要なのは「VPC、EC2、S3などを組み合わせてWebシステムを構築した実績」です。単なる操作方法を学ぶだけでなく、セキュリティや可用性を考慮した実践的な構成を組むハンズオンが必要です。
  • 確認事項:カリキュラムに「Web 3層アーキテクチャ(Web/App/DB)のAWS上での構築」や「TerraformなどのIaC(Infrastructure as Code)を使った自動化」が含まれているかを確認しましょう。

チェック③:受講料と資格試験費用のサポート・保証制度の有無

インフラエンジニア向けのスクールは高額になりがちです。費用対効果を最大化するため、各種費用サポートと保証制度を徹底的に確認しましょう。

1. 教育訓練給付制度(最大70%キャッシュバック)の有無

  • 重要性:厚生労働省指定の「専門実践教育訓練給付金」や「特定一般教育訓練給付金」の対象コースであれば、数十万円単位の費用が国から支給されます。この制度を利用しない手はありません。
  • 確認事項:必ず「あなた自身の利用条件(雇用保険の加入期間など)を満たしているか」をスクールの担当者とハローワークで確認しましょう。コースによって対象となる給付金の種類が異なる点にも注意が必要です。

2. 資格試験の合格保証・費用負担の有無

  • 重要性:CCNAの受験料は約4.2万円と高額です。不合格になった場合、再受験でさらなる出費が発生し、金銭的・精神的な負担が増します。
  • 確認事項:
    • 合格保証:不合格の場合、無償で講義の再受講や追加指導を受けられるか
    • 費用サポート:CCNAやAWS SAAの受験費用を一部または全額負担してくれる制度があるか。
【さらに重要なチェック項目】

チェック④:転職実績・求人の質(未経験者比率と一次請け企業の紹介有無)

スクールの転職実績が「就職率100%」とあっても、それがSES企業(客先常駐)ばかりの紹介ではないかを確認すべきです。自社開発や受託開発など、質の高い一次請け企業(直接顧客から案件を受注する企業)への紹介があるかどうかが、その後のキャリアパスに大きく影響します。

チェック⑤:卒業後のサポート期間(無期限・永続サポートの有無)

技術は常にアップデートされます。特にAWSのサービスは日々進化しています。卒業後に技術的な疑問やキャリアの相談を無期限で受け付けているスクールは、長期的なキャリアパートナーとして非常に価値が高いです。(例:RaiseTechの無期限質問保証など)

CCNA/AWS取得後の転職を成功させるための具体的な行動戦略

CCNAやAWS SAAといった資格は、未経験者がインフラエンジニアへの扉を開くための強力な鍵となります。しかし、資格取得はあくまでスタートラインです。採用担当者が最終的に求めているのは、「資格の知識」ではなく、「その知識を実務で応用できる能力」、つまり構築実績(ポートフォリオ)熱意です。

ここでは、資格取得者がライバルに差をつけ、内定を勝ち取るために、資格取得直後から取るべき具体的な行動戦略を解説します。

資格+αで差をつける!企業が求めるクラウドの実務経験(VPC、EC2、S3など)

資格を持っている未経験者は増えていますが、その知識を活かして実際にシステムを構築した経験を持つ人は少数です。採用担当者が知りたいのは、「あなたがAWSのどのサービスを知っているか」ではなく、「どのようにサービスを組み合わせて、どのような問題を解決できるか」です。

1. 資格の知識を「実践的な構築スキル」に昇華させる

AWSの各サービス(VPC、EC2、S3など)は、個別の機能を知るだけでは不十分です。以下の要件を意識して、手を動かし、構築経験を積み重ねましょう。

  • ネットワーク(VPC)の設計:CCNAの知識を活かし、AWSのVPC内でプライベートサブネット、パブリックサブネットを適切に設計・構築します。インターネットゲートウェイ、NATゲートウェイの役割とセキュリティグループの設定は必須です。
  • サーバー構築(EC2/OS):Linux(特にCentOSやUbuntu)のEC2インスタンスを立ち上げ、Webサーバー(Apache/Nginx)やデータベース(MySQLなど)を構築します。Linuxコマンドでの操作経験は、サーバーエンジニアとしての必須要件です。
  • ストレージ(S3)とデータベース(RDS):静的ファイル(画像など)をS3に配置し、マネージドデータベースサービスであるRDSを利用してDBを構築。これらのサービス間の接続設定を確実に行います。
  • セキュリティ(IAM):IAMロールを利用し、EC2からS3へのアクセス権を制限するなど、最小権限の原則に基づいたセキュリティ設定ができることを示します。

2. インフラの「コード化(IaC)」に挑戦する(DevOpsの基礎)

現代のインフラ構築では、GUIでの手動操作ではなく、コードでインフラを管理するIaC(Infrastructure as Code)が主流です。未経験者でも、TerraformやAWS CloudFormationといったツールに触れていれば、他の応募者と決定的な差をつけられます。

  • 具体的なアピール例:「Web 3層構成をGUIで構築した後、同じ構成をTerraformのコードで再現し、Gitでバージョン管理しました。」という実績は、企業側が求めるDevOps志向があることの強力な証明になります。

内定率を上げる職務経歴書・ポートフォリオの作り方(構築実績をアピール)

未経験者の職務経歴書は、これまでの業務経験(異業種可)と、新たに得たインフラの構築実績を紐づけることで、初めて価値を持ちます。資格の羅列で終わってはいけません。

1. ポートフォリオは「構築成果物」としてまとめる

インフラエンジニアのポートフォリオは、Web開発のように華美なデザインは不要ですが、「何を」「なぜ」「どのように」構築したかを明確に示すドキュメントが必要です。

  • 必須記載事項:
    1. 構築の目的・課題:「Web 3層構成を可用性(冗長化)を意識して構築する」など、目的を明確にする。
    2. 利用した技術スタック:CCNA(ネットワーク基礎知識)、AWS(VPC, EC2, S3, RDS)、OS(Linux)、IaC(Terraform)など、具体的に記載。
    3. 構成図:手書きでもVisioのようなツールでも構わないので、ネットワークセグメント、ファイアウォール(セキュリティグループ)、通信経路を明記した図を載せる。
    4. 構築手順:特にこだわった設定や、問題が発生した際のトラブルシューティングの経緯を記述(エラーコードと解決策)。
  • 専門家のアドバイス:構成図は、面接官が最初に技術力を判断する重要な資料です。パブリックとプライベートのネットワーク分離や、セキュリティの考え方が正しく反映されているかを第三者にチェックしてもらいましょう。

2. 職務経歴書で「課題解決能力」をアピールする

前職の経験がITと無関係でも、「課題を見つけ、論理的に解決した経験」は必ずインフラエンジニアの業務に活かせます。この点を資格学習と結びつけて記述しましょう。

  • 記述例:「前職での事務作業における非効率なデータ管理(課題)を、学習したLinuxとAWS S3の知識で解決できると考え、PythonのスクリプトとS3を連携させた自動バックアップシステムを自宅のインフラ環境で構築しました(構築実績)。この経験から、現場の課題を技術で解決する意欲が深まりました(志望動機)。」
  • 数値化:「CCNA取得までにかかった学習時間(200時間)」や「AWS環境構築で取り組んだハンズオン課題数(15種類)」など、具体的な数値を盛り込み、学習へのコミットメントを明確にします。

面接で必ず聞かれる質問と効果的な回答例(志望動機、学習意欲)

未経験者の面接では、技術的な知識よりも、論理的な思考力、学習意欲、そして定着して長く働く意欲が重視されます。入社意欲を伝えるための回答例を準備しておきましょう。

1. 「なぜインフラエンジニアになりたいのか?(志望動機)」

  • NG回答例:「手に職をつけたいから」「給料が高いと聞いたから」
  • OK回答例:「私は前職でITシステムの土台となる安定性の重要性を痛感しました。CCNAでネットワークの基盤を学んだ際、通信の仕組みの奥深さに興味を持ち、全てのITサービスを支えるインフラに魅力を感じました。御社で、将来性の高いクラウドインフラの構築・運用を通じて、社会を支える技術者として貢献したいと考えています。」
  • ポイント:CCNAやAWS学習を通じて感じた具体的な魅力を語り、その職種に対する本質的な理解と熱意を示すこと。

2. 「なぜ数ある企業の中で当社を選んだのか?(入社意欲)」

  • NG回答例:「自宅から近いから」「求人があったから」
  • OK回答例:「御社は、SaaS企業向けのAWS環境の設計・構築に強みを持ち、特に『**○○(企業の具体的な技術や実績)**』に注力されている点に強く共感しました。私がポートフォリオで構築した3層Webサーバーの経験は、御社のクラウドマイグレーション案件で即戦力として活かせると考えており、成長性の高い環境で最新技術を学びたいです。」
  • ポイント:企業の事業内容や技術、求人票の内容を具体的に引用し、「自分のスキル(ポートフォリオ)が御社でどう貢献できるか」を結びつけ、徹底的に調査していることをアピールする。

3. 「学習で最も困難だったことは何か?それをどう乗り越えたか?」

  • NG回答例:「サブネット計算が難しかった」で終わる。
  • OK回答例:「CCNAのACL(アクセスリスト)の設定が複雑で、エラーの原因特定に苦労しました。しかし、そこで諦めず、Packet Tracerで構成を一つずつ切り離して動作検証を行い、最終的にルールの処理順序を理解することで解決しました。この経験から、インフラのトラブルシューティングには地道な切り分けと論理的な検証が不可欠だと学びました。」
  • ポイント:「困難な状況(問題)」→「具体的な行動(論理的な検証、講師への相談など)」→「解決策と学び(成長)」の構造で話し、忍耐力と問題解決能力があることを証明する。
💡内定獲得のための最重要アクション内定獲得率を最も上げる方法は、転職支援が手厚いスクールで作成したポートフォリオをベースに、専属のキャリアアドバイザーと二人三脚で選考対策を行うことです。面接は場数が命です。模擬面接を繰り返し、技術的な回答だけでなく、人柄や志望動機が矛盾なく伝わるように仕上げましょう。

クラウド時代に必須の知識:AWS以外の主要クラウドサービスと学習の広げ方

前述の通り、インフラエンジニアとして市場価値を高めるためには、CCNAに代表されるネットワークの基礎に加え、AWSに代表されるクラウド技術の習得が不可欠です。しかし、クラウド市場はAWS一強ではありません。キャリアをさらに飛躍させるためには、現場でシェアを拡大しているMicrosoft AzureGoogle Cloud Platform(GCP)といった他の主要クラウドサービスについても、概要と特徴を理解しておく必要があります。

このセクションでは、AWS以外の主要クラウドサービスを深く掘り下げるとともに、クラウドの本質的な理解、そしてインフラエンジニアが次に目指すべき上位資格についても網羅的に解説し、あなたの学習の視野を広げるための具体的なロードマップを提示します。


Microsoft Azure、Google Cloud Platform(GCP)の概要とインフラエンジニアとの関わり

クラウド市場のシェアは、AWSが約30〜35%でトップを維持していますが、それに続くのがMicrosoft Azure(約20〜25%)、そしてGoogle Cloud Platform(GCP)(約10%前後)という三つ巴の状態です(※調査会社により数値は変動します)。インフラエンジニアの求人でも、AWSに加え、これら2つの知識を求める声が増えており、マルチクラウドスキルは必須となりつつあります。

1. Microsoft Azure:エンタープライズ領域に強み

  • 概要:Microsoftが提供するクラウドプラットフォーム。既に多くの企業がWindows ServerやOffice 365などのMicrosoft製品を導入しているため、既存システムとの親和性が非常に高いのが最大の強みです。
  • インフラエンジニアとの関わり:
    • 認証基盤:既存のActive Directory(AD)と連携しやすいAzure Active Directory(Azure AD, 現Microsoft Entra ID)の知識は必須です。これは企業の認証・アクセス管理の根幹を担います。
    • ハイブリッドクラウド:オンプレミス(自社サーバー)とクラウドを連携させるハイブリッドクラウド環境の構築・運用案件が多く、オンプレミス経験のあるインフラエンジニアが有利です。
    • PaaSサービス:App Service(Webアプリホスティング)やAzure SQL DatabaseなどのPaaS(Platform as a Service)の知識も重要です。
  • 学習のメリット:AWSと並び、エンタープライズ(大企業)での導入実績が豊富であるため、安定したキャリアを築きたい方に最適です。AZ-900(Azure Fundamentals)から学習を始めると良いでしょう。

2. Google Cloud Platform(GCP):データ分析とコンテナ技術に強み

  • 概要:Googleが提供するクラウドプラットフォーム。Google検索やYouTubeを支える強靭なインフラ技術と、AI・機械学習、データ分析の分野で高い技術力を誇ります。
  • インフラエンジニアとの関わり:
    • コンテナ技術:コンテナ管理の標準であるKubernetesはGoogleが開発した技術を元にしています。GKE(Google Kubernetes Engine)を利用したコンテナ化環境の構築・運用スキルは、DevOpsやSRE(Site Reliability Engineer)を目指す上で不可欠です。
    • ネットワーク:Google独自のグローバルネットワークを活用した高性能なロードバランシングやCDN(Cloud CDN)の設計知識が求められます。
    • ビッグデータ:BigQuery(データウェアハウス)など、大量データ処理に関わるインフラ設計に携わる機会が多いです。
  • 学習のメリット:最先端の技術(AI、ML、コンテナ)に触れたい、またはWebスケールのシステム構築に挑戦したい方に最適です。Associate Cloud Engineerの資格取得が目標となります。
💡専門家のアドバイス:マルチクラウドの学習順序AWS、Azure、GCPは基本的なコンセプト(仮想サーバー、仮想ネットワーク、ストレージなど)が共通しています。AWS SAAでクラウドの基礎概念を体系的に理解した後であれば、学習の転用が容易になります。AWSの知識を土台として、AzureやGCPの学習に進むのが最も効率的です。


IaaS/PaaS/SaaSの違いを理解し、クラウドの本質を掴むための学習法

「クラウドを理解する」とは、単にAWSのサービス名を知ることではなく、クラウドが提供する「サービスモデル(IaaS/PaaS/SaaS)」の違いを理解し、どの責任範囲をクラウド事業者に任せ、どの責任範囲を自身が持つのかを明確に理解することです。この本質的な理解が、適切なクラウドサービス選定と、セキュリティ設計の鍵となります。

クラウドのサービスモデルと責任分界点

  • IaaS (Infrastructure as a Service):
    • 提供されるもの:仮想サーバー(CPU、メモリ)、ストレージ、ネットワークなどのインフラ基盤のみ
    • 利用者の責任範囲:OS、ミドルウェア、アプリケーション、データなど、インフラより上の全て
    • AWSでの例:Amazon EC2、Amazon VPC。従来のオンプレミスに最も近く、自由度が高い。
  • PaaS (Platform as a Service):
    • 提供されるもの:OS、ミドルウェア(Webサーバー、DBエンジンなど)も込みのアプリケーション実行環境
    • 利用者の責任範囲:アプリケーション、データなどプラットフォームより上の部分
    • AWSでの例:Amazon RDS、AWS Elastic Beanstalk。インフラ管理の手間が大幅に減る。
  • SaaS (Software as a Service):
    • 提供されるもの:すぐに使える完成されたソフトウェア(例:メール、CRMなど)。
    • 利用者の責任範囲:データの管理と利用設定のみ。
    • AWSでの例:Amazon WorkMail、Salesforceなど。インフラエンジニアの業務は発生しないことが多い。

クラウドの本質を掴むための学習法(脱・資格マニア)

資格取得の学習だけでなく、この責任分界点を意識した実践学習を行うことが、実務対応力に直結します。

  1. 責任分界点を意識した構成図を作成する:「この構成図で、OSの脆弱性対応は誰(利用者・AWS)の責任か?」を常に考える癖をつけましょう。例えば、EC2(IaaS)上のOSアップデートは利用者の責任、RDS(PaaS)のDBエンジンのパッチ適用はAWSの責任となります。
  2. サーバーレス(FaaS)に挑戦する:クラウドの究極形とも言えるサーバーレス(Function as a Service、例:AWS Lambda)は、OSやミドルウェアの管理責任を完全にAWSに任せ、コードの実行のみに集中できます。LambdaとAPI Gateway、DynamoDBを連携させた簡単なアプリケーションを構築してみることで、クラウドネイティブな考え方が身につきます。
  3. コスト最適化を学ぶ:クラウドでは、サービスを停止し忘れたり、オーバースペックな構成のままにしたりすると、コストが無駄にかかります。「この構成を、より安価に、より効率的にするためにはどうすべきか?」という視点を常に持ち、AWS Trusted Advisorなどのコスト管理ツールに触れてみましょう。

インフラエンジニアが次に目指すべき上位資格(CCNP、AWS SAP、LinuC-2など)

CCNAとAWS SAAを取得し、インフラエンジニアとしてのキャリアをスタートさせた後、さらなる年収アップやキャリアアップ(例:専門家、プロジェクトマネージャー、SRE)を目指すには、より専門性の高い上位資格への挑戦が不可欠です。次に目指すべき上位資格をキャリアパスごとに紹介します。

1. ネットワーク専門家を目指す:CCNP Enterprise(Cisco Certified Network Professional Enterprise)

  • 概要:CCNAの上位資格で、大規模な企業ネットワークの設計、実装、トラブルシューティングに必要な高度な知識とスキルを証明します。
  • 学習のメリット:ネットワークのプロフェッショナルとしての地位を確立できます。CCNPを保有していれば、クラウド上のVPC設計においても、より複雑で高度なルーティングやWAN接続(AWS Direct Connectなど)を自信を持って扱えるようになります。
  • キャリアパス:ネットワークスペシャリスト、ネットワークコンサルタント。

2. クラウドの設計エキスパートを目指す:AWS Certified Solutions Architect – Professional (SAP)

  • 概要:AWS SAAの最上位資格の一つで、複雑で大規模なシステムの要件を満たす、高度なクラウドソリューションを設計・導入する能力を証明します。セキュリティ、可用性、コスト最適化など、多角的な視点での知識が求められます。
  • 学習のメリット:AWS認定資格の最高峰の一つであり、取得すれば市場価値が劇的に向上します。高度なセキュリティ対策や、マルチアカウント戦略など、現場のトップエンジニアが扱う知識が身につきます。
  • キャリアパス:クラウドアーキテクト、ITコンサルタント、SRE。

3. サーバー・OSのスペシャリストを目指す:LinuC Level 2 / LPIC-2

  • 概要:Linuxサーバーの構築、管理、トラブルシューティングにおける高度なスキルを証明する資格です。Webサーバー、ファイルサーバー、ネットワーク設定など、Linux環境全体を深く掘り下げます。
  • 学習のメリット:AWSやAzureの仮想サーバーのほとんどはLinuxで稼働しています。LinuC-2の知識があれば、クラウドサービス内のOSレベルの障害対応やチューニングを的確に行うことができ、真のサーバーエンジニアとして重宝されます。
  • キャリアパス:サーバーエンジニア(上級)、SRE、DevOpsエンジニア。
【上位資格取得のタイミング】CCNAとAWS SAAを取得した後、まずは現場で1〜2年の実務経験を積むことを強く推奨します。実務で直面した課題や、より深い知識が必要だと感じた分野を上位資格の学習目標にすることで、知識が定着しやすくなります。上位資格の難易度は非常に高いため、実務経験と結びついた体系的な学習が成功の鍵となります。

インフラエンジニアの年収・キャリアパス:転職後の具体的な未来像

未経験からインフラエンジニアへの転職は「人生をかけた投資」です。あなたが学習と転職活動で得たスキルと努力が、将来的にどのくらいの年収アップに繋がり、どのような専門家へと成長できるのか、具体的なデータとキャリアパスに基づいて解説します。


未経験・初級〜上級インフラエンジニアの平均年収と昇給に必要なスキル

インフラエンジニアの年収は、「経験年数」よりも「保有スキル(特にクラウドと自動化)」に大きく左右される傾向があります。特に、未経験者が最も低い年収からスタートした後、3〜5年で年収500〜700万円へのジャンプアップを狙うためには、市場価値の高い専門スキルを意図的に習得することが不可欠です。

インフラエンジニアの平均年収ゾーン(経験年数別目安)

キャリアフェーズ経験年数目安平均年収目安(東京/主要都市)この年収帯で必須のスキル
初級(未経験・ジュニア)0〜2年320万円〜450万円CCNA、AWS SAA、Linux基礎、運用・監視の実務経験
中級(ミドル)3〜5年450万円〜700万円CCNP、AWS Professionalレベル、IaC(Terraform/Ansible)、高度なトラブルシューティング、設計経験
上級(シニア/スペシャリスト)5年以上700万円〜1,000万円超全社的なアーキテクチャ設計、大規模システム構築・改善経験、技術選定、チームマネジメント/リード

年収を飛躍的に高める「昇給ブーストスキル」

中級〜上級へのステップアップには、「運用」だけでなく「設計・構築」ができるスキルが必須です。特に以下のスキルを3年目までに身につけることで、年収カーブは急上昇します。

  • クラウドの深掘り:AWS SAAだけでなく、AWS-DOP(DevOps Engineer Professional)AWS-SAP(Solutions Architect Professional)など、クラウドの最上位資格に挑戦し、大規模かつ複雑な要件に対する設計能力を証明すること。
  • 自動化スキル(IaC):インフラ構築の効率化は、人件費削減に直結するため、企業価値が非常に高いです。Terraform、Ansible、Pythonなどを用いたインフラ自動化の実務経験を持つエンジニアは、700万円以上のオファーを受けやすくなります。
  • 専門領域の特化:ネットワーク(CCNP)、セキュリティ(CISSP、情報処理安全確保支援士)、データベース(Oracle Masterなど)といった、特定の領域での高度な専門性を身につけること。

将来性の高いキャリアパス:SRE(Site Reliability Engineer)へのステップアップ

従来のインフラエンジニアが主に「サーバーやネットワークの安定稼働」に焦点を当てていたのに対し、現代のインフラエンジニアの最も市場価値の高いゴールの一つが、SRE(Site Reliability Engineer:サイト信頼性エンジニア)です。SREは年収も高く、将来性が極めて高い職種です。

SREとは何か?DevOpsとのかかわり

  • 定義:Googleが提唱した、システムの「信頼性(可用性、パフォーマンス、応答性)」を確保することに特化したエンジニアです。
  • 具体的な仕事:手作業による運用を徹底的に排除し、プログラミング(Python, Goなど)を用いてインフラの自動化、監視の最適化、障害対応の仕組み化(Runbookのコード化)を行います。障害対応でも「なぜ起きたか」を徹底的に分析し、二度と起こらないようシステム自体を改善します。
  • DevOpsとの関係:開発(Development)と運用(Operations)の間の壁を取り払い、開発者がインフラに簡単にデプロイできる環境を提供する(CI/CDパイプラインの構築)など、開発と運用を橋渡しする役割を担います。

SREへのステップアップロードマップ(インフラエンジニアからの転身)

CCNA/AWSからスタートしたインフラエンジニアがSREを目指すには、以下のスキルを習得する必要があります。

  1. Linux/ネットワークの確固たる基礎:問題発生時にOSやネットワークの根幹で何が起きているかを瞬時に特定できる能力(パケットキャプチャ、カーネルログ解析など)はSREの土台です。
  2. プログラミングスキル(Python/Go):インフラの監視ツールや自動化スクリプトを書くためのコーディングスキル。特にPythonはAWSのAPI操作やログ解析で頻繁に利用されます。
  3. 監視・ログ分析:Prometheus、Grafana、Elasticsearch(ELKスタック)などのツールを用い、システムの状態(SLO/SLA)を定量的に把握・改善するスキル。
  4. CI/CD構築:Jenkins、GitLab CI、GitHub Actionsなどを利用し、アプリケーションのビルドからテスト、本番環境へのデプロイまでを自動化するパイプラインを設計・構築する経験。

【SREの年収目安】中級レベルで600万円〜1,200万円と、通常のインフラエンジニアの平均を大きく上回るオファーが多く、経験を積むことで1,500万円超も十分に可能です。


フリーランスやマネジメント職へのキャリアチェンジに必要なスキルセット

インフラエンジニアは、技術的なスペシャリストだけでなく、チームやプロジェクトを牽引するマネジメント職や、自由な働き方を実現するフリーランスとしても非常に高い需要があります。

キャリアパス①:プロジェクトマネージャー(PM/PL)への転身

PMやPL(プロジェクトリーダー)は、インフラの技術的な知識管理スキルを両立させたキャリアです。この道に進むには、技術力だけでなく、コミュニケーション能力とビジネス視点が求められます。

  • 必須スキル:
    • 技術の全体最適化:顧客の要件に対し、AWS/Azure/オンプレミスのどれが最適か、なぜこの構成がベストかを非技術者にも分かりやすく説明し、提案できる能力。
    • 進捗・予算管理:プロジェクト管理ツール(JIRA、Redmineなど)を用いたタスク分解、スケジュール作成、予算実績管理のスキル。
    • リスクマネジメント:技術的なリスク(障害、セキュリティ)と、プロジェクト的なリスク(納期遅延、要員不足)を予見し、対策を講じる能力。
  • 関連資格:PMP(Project Management Professional)、プロジェクトマネージャ試験(IPA)など。

キャリアパス②:フリーランスエンジニアとしての独立

インフラ分野は、慢性的な人手不足と高い専門性から、フリーランスとして独立しやすい分野です。特にクラウド移行(AWS/Azure)のコンサルティング案件は高単価になります。

  • 独立に必要なスキル(目安:経験5年以上):
    • 設計・構築の独力遂行能力:顧客の要件ヒアリングから、インフラ設計、環境構築、引き渡しまでを一人で完結できる経験(大規模案件を主導した実績が望ましい)。
    • 専門性の証明:AWS SAP、CCIE、Azure Expertなど、最難関資格の取得。または、特定の分野(セキュリティ、ビッグデータ基盤)に特化した深い知見。
    • 自己営業力:エージェントとの交渉力、顧客へのプレゼンテーション能力、自身の構築実績を論理的に説明できるドキュメント作成能力
  • 年収目安:スキルレベルによりますが、月単価60〜150万円、年収換算で700万円〜1,800万円を目指すことが可能です。ただし、収入の不安定性や、営業・経理などの業務も自身で行うリスクも伴います。
💡専門家からの結論:目指すべきは「クラウド+自動化」どのキャリアパスに進むにしても、現代で最も年収を左右するスキルは「クラウド(AWS/Azure/GCP)の設計構築」「インフラの自動化(IaC/Python)」です。未経験からインフラエンジニアになった後も、CCNPや上位AWS資格の取得、Terraformを使ったハンズオンを継続的に行い、SREやPMといった上位のキャリアパスを見据えることで、あなたの市場価値は安定的に高まり続けます。

よくある質問(FAQ)

未経験からインフラエンジニアになるには何から始めればいいですか?

未経験者が最短でインフラエンジニアになるには、ネットワークの基礎固めから始めるのが最も効率的です。

  1. ステップ①:ITの基礎知識の習得(OSの基本操作、Linuxの基礎など)
  2. ステップ②:ネットワークの基礎固めとCCNA取得(2〜3ヶ月)
    インフラの土台となるネットワーク技術(TCP/IP、ルーティングなど)を体系的に学び、登竜門であるCCNA資格の取得を目指します。
  3. ステップ③:クラウド(AWS)の基礎習得と資格取得(2〜4ヶ月)
    CCNAで土台を築いた後、市場価値の高いAWS認定ソリューションアーキテクト – アソシエイト(SAA-C03)の取得を目指し、クラウドスキルを習得します。

多くの専門家は、独学での挫折を防ぐため、給付金制度の使えるスクールで体系的に学習するルートを推奨しています。

インフラエンジニアに必要な資格はありますか?

インフラエンジニアに「必須」の資格はありませんが、未経験者にとって市場価値を劇的に高め、転職を有利にする「登竜門」となる資格が2つあります。

  • ✅ ネットワークの登竜門:CCNA(Cisco Certified Network Associate)
    インフラの全ての基盤となるネットワーク技術の基礎が身についていることを証明します。未経験者の採用枠で強く求められる資格の一つです。
  • ✅ クラウドの必須資格:AWS認定ソリューションアーキテクト – アソシエイト(SAA-C03)
    現在のインフラ業界で最も需要が高まっているクラウド(AWS)環境の設計・構築ができることを証明します。

この2つの資格を保持していると、多くの企業で「基礎知識と学習意欲が高い」と評価され、内定獲得率が格段に上がります。

CCNAとAWSの資格はどちらを先に取るべきですか?

未経験者は、CCNAを先に取得し、その後AWS SAAを取得するという順番が最適です。

  • 優先順位:CCNA(ネットワーク) → AWS SAA(クラウド)

理由:クラウド環境(AWSのVPCなど)を構築・設定する際も、IPアドレスやサブネット、ルーティングといったCCNAで学ぶネットワークの基礎知識が必須となるためです。ネットワークの土台がない状態でAWSを学ぶと、設計の根本でつまずきやすくなります。体系的な学習の効率を考えると、土台→応用の順序が最も理にかなっています。

インフラエンジニアを目指せる無料のプログラミングスクールはありますか?

はい、あります。ただし、多くの場合、受講条件が設けられています。

インフラエンジニアを目指せるスクールの中には、ネットビジョンアカデミープログラマカレッジのように、「主に20代で、転職を前提とする」などの条件を満たせば、受講料が無料になるコースを提供しているところがあります。これらのスクールは、資格取得と転職支援をパッケージにして提供しています。

一方で、30代以降の方や、既に就職先が決まっている方、あるいは無料コースの条件に合わない方は、厚生労働省の「教育訓練給付制度」の対象コースを選ぶことで、受講料の最大70%(数十万円)のキャッシュバックを受け、実質的な費用負担を大幅に軽減することが、最も費用対効果が高く、学習の質の高い選択肢となります。

まとめ:最短で「市場価値の高い」インフラエンジニアになるためのロードマップ

「CCNAやAWSって何?」という漠然とした不安から始まったあなたの学習の旅は、この記事で確固たる「最短成功ロードマップ」へと変わったはずです。

インフラエンジニアへの転職において、独学で挫折と遠回りをするリスクを避け、確実かつ迅速に内定を勝ち取るためには、実践的なスキルと体系化された学習環境が不可欠です。


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